狂おしいほどイケメンのブログ

最高にイケメンってやつだ心が

「私を構成する9枚」人生に影響を与えた音楽、ロック

 

何かインスタグラムかtwitterでアルバムを9枚まとめて画像にする奴が流行ってる。
面倒くさいのでそれはやらないけど、便乗して音楽遍歴を振り返ってみる。

 

1.サザンオールスターズ/海のyeah!

海のYeah!!

海のYeah!!

 

 

小学生の音楽の授業では「歌のテスト」という、残酷極まりない公開処刑が執り行われていた。それは当時天使のように可愛らしかったクルイケを絶望に突き落とす刑罰。
クラスメイト全員の前で一人で歌うなんて正気の沙汰ではない。
何とかテスト当日風邪を引いて休めないかと入浴剤を溶かした風呂の水を飲むという涙ぐましい努力をしていたものだった。

 

実際風邪を引いて神回避できたこともあったが、それは悪夢の時間を遠ざけたにすぎず翌週にはまたやってくる。

歌う、という行為を親の前ですらしないほどのシャイボーイには拷問だった。
音楽の授業が心底嫌いだった。プロになりたいやつにだけ教えればいいだろうと思っていた。

だからポップミュージックにも全く興味がなく、周囲がSPEEDがどうのラルクがどうのと楽しそうに話してるのが不思議だった。
音楽番組を見ても何が良いのかさっぱりわからなかった。

サザンのこのベストアルバムは家族で車に乗ってどこかに行く時よくかけられていた。
生まれたころからずっと聞いていたけど、心に留まることはなくBGMとして鳴っているだけだった。

だが小学5年生のある時、このアルバムの「いなせなロコモーション」が流れているのを聞いて「アレ?この曲良いな」と感じ、家にCDを持ち帰って改めて聞いてみたところ良い曲ばかりであることに気づいた。

なぜそれまで気づかなかったのかよくわからないけど、それからサザンにハマってずっと聞いていた。

これが音楽を聴くようになったきっかけ。

 

 

 2.Aerosmith/Ultimate Aerosmith Hits

 

音楽を聞くようになったけど、基本サザンしか聞いてなかった。
「うたばん」なんかを見てモーニング娘。に興味があったりはしたけど、硬派なシャイボーイにはアイドルのCDをレンタルするなんて、人にあるまじき行為であり自分には全く関係のない事象に感じられて手は伸びなかった。

確か当時「速報!歌の大辞10」が好きで見ていた気がするけど、その中でアルマゲドンの主題歌だった「I don't want to miss a thing」を聞いてこいつぁいいぜ!と思いCDを借りた。

それまでロックでしかも海外のなんて、とりあえず叫んでるうるさい人たち、であって自分には全く縁のない世界だと思ってた。

80年代以降のエアロスミスは売れ線狙いの聞きやすいバラードも多くそのキャッチーさにハマった。徐々にルーツであるブルース色の強い楽曲も良いと思えるようになっていく。

なによりボーカルであるスティーブン・タイラーの声が、シャウトが素晴らしい。
ロックというものを知ったアルバム。


Aerosmith - What It Takes Official Video

 

 

3.Judas Priest/背徳の掟

背徳の掟

背徳の掟

 

 

エアロスミスがハードロックだったのでそのあたりを色々聞くうちにヘヴィメタルのバンドも漁った。メタル雑誌のBurrn!も結構買った。
これは大事なことなので書いておかなければならないが、ヘビメタではなくヘヴィメタルだ。いいか、ヘビメタじゃなくてヘヴィメタルなんだ。
俺はイケメンだ。正確には狂おしいほどイケメンだ。

ボーカル、ロブ・ハルフォードのつんざくようなスクリーム。
KKダウニングとグレンティプトンのツインギター

Painkiller」や「Killing Machine」などのアルバムも良いが最も曲の疾走感やテンションの高さ、充実度が好みなのが「背徳の掟」。

文句のつけようがない一枚。

 

最高。 
ただメタルは色々聞くうちに、メタルが好きというよりもジューダス・プリーストが好きなんだなと気づいた。

 

 

4.Radiohead/Pablo Honey

Pablo Honey

Pablo Honey

 

 メタルを聞きながらもオルタナティブロックなども聞いていた。
Radioheadは「In rainbows」以外は聞いていて、まぁどれも好きではあるんだけど何か低評価されがちな1stをあえて。

creepみんな好きだろ?素直になれよ。
Pixiesの影響を強く感じるポップなアルバム。
とにかくトム・ヨークの声と作るメロディが好きだ。

そういえば今年のサマソニ来るらしいし行こう。

 

 

どうでもいいけどレディヘって略すのダサくない?
ラジヘって呼ぼうぜ!

 

 

5.the who/the kids are alright

キッズ・アー・オールライト ディレクターズ・カット完全版 [DVD]

キッズ・アー・オールライト ディレクターズ・カット完全版 [DVD]

 

 

この流れで俺はDVDを入れる、あえてね。
というのもthe whoをCDで聞いただけではその魅力を存分に味わうことはできなかった。the whoはライブバンドであり動いて演奏している姿を見るべき。

映画「スクール・オブ・ロック」でthe whoをライブパフォーマンスの手本としてジャック・ブラックが子供たちに教えている姿があったが、当時CDでしか聞いてなかったのでそんなええの?って感じで見てた。

この「the kids are alright」というドキュメンタリー映画を「黄金の洋楽ライブ」か何かで俳優の佐野史郎が紹介してて、それを見てthe whoにノックアウトされた。

ドラムに火薬を仕込んで爆発させるというキース・ムーンの奇行やフィルインの妙技。
ギターのピート・タウンゼントウィンドミル奏法に、ギター破壊。
ジョン・エントウィッスルのリードベース。

これらが渾然一体となって迫ってくる。
非リアとしてはピートの書く歌詞にも親和性がある。

 

この映画を見てドラムを始めた。今はやってないけど。

 

 

6.Perfume/Game

GAME

GAME

 

 

最近は全然聞いてないけど、影響を与えられたしアイドルのライブに行くきっかけになったのはPerfumeだった。

何といってもCMで聞いたポリリズムの衝撃が大きかった。
かなり昔の動画やラジオ音源なども漁って聞いた。

電子音楽よりミュージシャンの情念というか気迫というかそのあたりが直接伝わってくるようなバンドの方が好きではあるけど、そのあたりはPerfumeの人間性でカバーできる。

perfumeはアイドルじゃないっていう人たまにいるけどアイドルなんで。
世間的にはのっちが一番ウケがいいかもしれないけど、あ~ちゃんが好きだ。
3人ともかわいい。

 

perfumeは昔からMVに力を入れてて面白いものが多い。

 

 

7.神聖かまってちゃん/つまんね

つまんね

つまんね

 

 

音楽番組「カミスン」でなるとをカメラに張り付けたり歌わなかったり未成年とのなんやかんや騒動があったりと物議を醸すことが多いバンド。

だけどその音楽性はちゃんと評価されるべき。
多くの音楽を聞いてるミュージシャンで、シューゲイザ―とかパンクなどなど色々なジャンルから影響を受けていい曲作ってる。

フロントマンの「の子」が作るMVも面白いし、イメージに捉われずに一度聞いてみたらいいと思います。稀代のメロディーメイカーや。

深淵を覗き込み深淵に覗き込まれた経験を持つ人には歌詞にも理解できる、共感するものがあるはず。

 

とんでもない非リアなもんで聞いて何かこう精神的に浄化される気分になったりしてました。最近あんま追ってないけど。

 

 

8.ももいろクローバーZ/バトルアンドロマンス 

バトル アンド ロマンス

バトル アンド ロマンス

 

 

言わずと知れたももクロである。
Music japan」に出演した彼女たちが「chaimaxx」をやってるのを見たのが初見。
よくわからないものに対する嫌悪感はすぐに好奇心へと変わり、Youtubeで色々見た結果一人のモノノフができあがった。

ヒャダイン前山田健一を中心とした、展開がめまぐるしく音数の多い楽曲がとても面白かった。
マネージャーがプロレスを参考に考えたプロモーション、それに応じる彼女たちの純粋でひたむきな姿勢。
それが単純に恋愛を歌うのではなく、自分との闘いがテーマであるような歌詞とマッチし非常に魅力的だった。

奇を衒いつつアイドルとしての可愛らしさを失わず、楽曲が良く、楽しい。
Zがつく前は非常にバランス感覚に優れていたと思う。

Z以降は露骨に笑いを取りにきたり、全体的に大味になった。
それが売れるためには必要だったのだろう。

彼女たちの魅力は変わらない。
だが2ndアルバムは曲は悪くないけど彼女たちが元々持っている良さと剥離している気がしてならない。

次に出るアルバムも同様。買うかどうか微妙。

 

 

かわいい。

 

 

9.Deerhunter/Halcyon Digest

Halcyon Digest

Halcyon Digest

 

 

 以前曲を作った時に友人に聞かせたところ「deerhunterっぽい」と言われたので聞いてみたらとても良かった。
シューゲイザ―というかドリームポップみたいな感じでしょうか。
Halcyon Digestというタイトル通り睡眠薬のような心地良い楽曲だらけ。

フロントマンのブラッドフォード・コックスはマルファン症候群という先天性の疾患があり、性的マイノリティでもある。

そのせいなのかどうか知らないが孤独を感じさせつつ美しい曲が多い。

 

 

 

ライブ版も最高。

 

 

 

振り返ってみればロックばっかだな。
聞いてないわけじゃないけどジャズとかクラシックはあんまりなんで、
色々聞いてみようと思った。

どうでもいいこと書きすぎて長くなってしまった。