おとりよせ王子で見た上野の名店「デリー」のカレー
「おとりよせ王子」という漫画をたまたま読んだ。
「おとりよせ王子」は何かしらの食品を取り寄せて食べることに情熱を費やすインフラエンジニアの主人公が、少な目のボキャブラリーを駆使して食品を褒めちぎることを繰り返すといった感じの内容だった。
「濃ッ!」とか「濃☆厚☆」とか「濃~~~~~~~!!」とか。
恐らくもう少し色々語ってた気はするが。
その中で多分デリーのカレーも取り寄せて食べる回があったのだと思う。
とりあえず上野の名店「デリー」という文字列が記載されていた記憶があるから。
割と近くに住んでいたので行ってみた。
JR御徒町駅から徒歩3~5分くらい。
歩いてるとこの青い下地に黄色い文字で書かれた看板にすぐ気が付くだろう。
店内は15人くらい座れる感じで割と狭め。平日の8時くらいに行ったら普通に座れた。
辛いという噂は聞いていたのだけど、自分は何となく辛さには強いだろうという根拠のない自信が精神を漂流していたので、最も辛いけど店のスタンダードであるらしいカシミールカレーをとりあえず頼んだ。
デリーってくらいだしデリー感のあるカレーなのかなと思っていたが、見た目は結構日本のカレーだった。ルーは水分多め。
スパイスの香りが食欲を非常にそそる。
ホクホクしながら食べ始めてみたら美味い。
具材が大き目でゴロゴロしてるのも好き。
だが、辛い。
思ってた以上に辛い。日本人が作ってるからと高を括っていたのだけど恐らく今まで食べたカレーの中で最も辛かった。
気がつけば泣いていた。泣く気はなかったけど涙とか汗とかそういう自分でコントロールできない汁が体から噴き出していた。
辛すぎて途中から口の中が痺れて味がよくわからなくなるほど。
美味いけど辛いの根拠なく得意とか思ってる人はカシミールカレー以外にしたほうが良いと思う。最初はデリーカレーが良かったのかな。
でも汗を拭きながらこの辛さを一度味わうのも悪くない。
実はAmazonでも売ってるので一度試してみては。