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狂おしいほどイケメンのブログ

最高にイケメンってやつだ心が

EU離脱と一時の感情に身を任せることについて

イギリスでEU離脱の是非を問う国民投票が行われ、離脱派が上回るという事態になった。投票後にEU離脱したらどうなるか、ということについて検索している人や離脱に投票したことを後悔している人が多少いるようだ。

一時の感情に身を任せずどんな状況にあっても冷静さを保つことができる人が多ければ、結果はまた違ったことになっていたかもしれない。

 

ところで世の中には「ぽっちゃり」という言葉がある。
人によって、性別によって定義が大きく異なり使用と運用の面で危険性を孕んでいる。
俺にとって「ぽっちゃり」とは適度に肉がついていて触り心地の良く、見た目のかわいらしさが増して、さらに安心感がある様を指している。

しかし女性の使う「ぽっちゃり」はあからさまなデブを指している場合がある。
「マシュマロ女子」なる言葉を用いて世間に反旗を翻したla farta(ぽっちゃり女子のための本格ファッション誌)という雑誌についてテレビで見たことがあるが、登場する女性はマシュマロというより、「グリズリー女子」のように自分には感じられた。

 

こういった認識のズレがあるということはよく理解していた。
だが先日魔がさして、ぽっちゃりした女性が派遣されてくるいわゆるそういうお店のHPを除いた時、理性が狂ってしまった。

 

アレ?なんやかわいい子ばっかやんけ!どないなっとんねん!
バイ!可愛い!どうしたことか!これはどうしたことか!
嘘に決まってるやんけこんなん!でも可愛い子ばっかやん!
未知の世界広がってる!Gateが出現してる!
ボリューム感すげぇ!なんてゴージャスなんだ!
しかも割安!なんや今までのはなんやったんや!こっちのが絶対お得やないけ!
行こう!

 

元々ルノアールの描いた裸婦が好きだったので、素質は多少あったのだろう。
ルノアールとは確実に気が合う。
他にも柳原加奈子が二の腕を出しているのをテレビで見てやけに興奮した覚えがある。

お店のHPを見て、ルノアール好みの柳原加奈子的豊満でゴージャスなラグジュアリーに脳がやられてしまった。
顔さえ整っていれば体系はあまり問題じゃない、というかむしろ多少太っているほうが魅力的に思えた。
外を歩いていて普通の体型の女性を見ても何も思わなくなった。つまらないとさえ感じた。
とりあえず百聞は一見に如かずということで約束の地へ赴くことにした。

 

 

期待を胸に必要な雑事をこなし、女性の到来を待つことになった。
10分ほど待ってもこないので、受付に連絡してこのロスした分のレンタルルームの料金は払ってくれるよな?とわざわざ確認した。

そして運命の時が訪れる。
ドアを開け入ってきたのは・・・?

 

 

 

 

 

お、ガンダムだ。こんにちは。

 

なんてこった。
理想と現実。天国と地獄。月とすっぽん。揺り籠から即墓場へ。
沸騰したコーラと冷めたピザ

思ーてたんと違う。
なんかちょっと無理って感じの太り方をしてる。
アレだけHPと写メ日記を何度も確認したのに。
そもそもウエスト80近いって時点でヤバいであろうことは予測できたはずだった。

俺が求めていたルノアール好みの柳原加奈子的豊満でゴージャスなラグジュアリーとはかなり方向性が異なっていた。
健康的で生命力に溢れて触り心地の良さそうな感じではなかった。

 

それでも人生は続く。
ガンダムを呼んでしまった以上ガンダムと手合わせするしかあるまい。
テンションがた落ちし会話も盛り上がらないが、そのまま返すわけにもいくまい。
脱いだところでマシュマロどころかたれぱんだでもなく「たれガンダム」という感じで年代的にはそんなに変わらないだろうに中年女性のように見えても。

 

覚悟を決め、俺は襲われた。
絵的に完全に捕食シーンだった。
たれガンダムの指示で仰向けになり薄暗い室内で天井を見つめながら、脳内ではドラマ「さとうきび畑の唄」で明石家さんまが言っていた「僕はこんなことするために生まれてきたんじゃないんですよぉ!」というセリフがこだましていた。

そしてなんやかんやあり、時を見つめる賢者が生まれた。

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もはやすべてがどうでもよかった。時間のロスなど気にしていた自分がアホに思えた。
どうでもいい会話をたれガンダムと続けたが、ひたすら壁にかけてある時計が気になり目を離すことができなかった。
クロノ・トリガーで時の最果てにいた老人もこんな気分だったのだろうか。

ガンダムは悪くない。呼ばれてきただけのことだ。
全ては見えていた地雷を喜び勇んで踏みにいった自分が引き起こしたことだ。
圧倒的に愚かだ。

だが賢者であり勇者だ。
大人の階段をまた一つ登った。

一時の感情に身を任せてはならない。冷静であることは何より必要なことだ。

 

帰る道中ポケットに入れていたそのお店のポイントカードが紛失していることに気づいたが、構わない。

もう、行くことはないだろうから。