ほんとビリヤニを食べにマサラダルバール(高円寺)へ行った
昨年の11月中旬くらいから先週末くらいまで2ヶ月ほどなにもやる気がしなかった。
毎日1時間くらいは弾くようにしているギターも週2くらいしか触らず、Twitterを見ても既視感があるものしかないので開いては閉じるを繰り返していた。
繰り返される男女の対立、フェミとアンチフェミ、増税緊縮と反緊縮、おっさんという生物に関するヘイト、拡散を狙うそれらしきツイートなどなど。
いつ見ても同じものしかない。
そんな殺伐としたツイート群のなかに一筋の光を見た。
つづきです
— 本格ネパール・インド料理サラムナマステ (@salamnamaste01) 2018年8月20日
まんせきのとき おもちかいりなら ごりよういただけるおおいです。ほんとビリヤニ、ようしゃない きょだいナン、ダイエットできないチョコレートチーズナン、ネパールのしょうろんぽう「モモ」、からくておいしいタンドリーチキン、ネパールのポテトパイ「サモサ」とかいろいろあります。 pic.twitter.com/t32KDY6Csv
それはネパール・インド料理店サラムナマステのツイートだった。
ひらがな片言のユーモア溢れるツイートで人気を博している。
ツイートの中にあるビリヤニという料理は本来炊くものらしいのだが、炒飯のように炒めて出すところも多いらしく彼らはそれをほんとビリヤニ 、うそビリヤニと表現していた。
おせっかいな誰かからポリティカルコレクトなアドバイスを受けたのか、今はほんかくビリヤニ 、かんたんビリヤニと呼んでるらしい。
ひらがな片言ツイートに心を癒された我々はほんかくビリヤニの味の謎を解き明かすべく高円寺の奥地へと向かった。
高円寺と言えば芸人の安藤なつ(メイプル超合金)がまだ無名だった頃ももクロの番組、ももクロchanにて高円寺のアイドルと名乗っていたのを聞いて、売れない芸人に優しい町、要は家賃が安い土地柄なのだろうというイメージを抱き、東京で住むなら高円寺にしようと思っていたがそういう訳でもないらしい。サブカルの町であるらしいが詳しいことはまだよくわかっていない。
地下鉄の東高円寺駅を出て、大通りとは言えないほどのちょっと田舎感のある道を5、6分ほど歩いただろうか。
目的の場所に着いた。
サラムナマステは人気で人が多そうなので、姉妹店で割と空いているらしいマサラダルバールに来た。
12時からほんかくビリヤニ提供で、先着30名までなので12時ちょうどくらいに来店したところ他の客はほとんどいなかった。
とりあえずチキンビリヤニとチョコレートチーズナンとマンゴーラッシーを頼んだ。
でかい。
でかい。たべかけ。とるタイミングまちがえた。
おわかりいただけただろうか。
これが噂のほんかくビリヤニである。
ほんとビリヤニについて
— 本格ネパール・インド料理サラムナマステ (@salamnamaste01) 2018年4月12日
・インドのさいこうきゅうおこめ「バスマティ」つかう
・たいてつくる
・いろいろあじする
・つくるじかんかかる(2じかん)
・ちょっとたかい(1000えん)
・ヨーグルトおまけ(ライタ)ある
・にほんでは あまりみない
・こんどどようびサラムナマステでたべられる←NEW! https://t.co/QE2cCxUZH6
初ほんかくビリヤニはとてもおいしかった。
ふわふわで主菜としてはあまり食べたことのない食感だった。
量の割にあっさり食べられてしまうし、一緒に行った知人と話し込んでいたせいかあまり味を覚えていない。
スパイスがふわっと味わえておいしかったことは覚えている。
近所に食べられるところがあったら定期的に通うだろうな、と思わせるものがあった。
チョコレートチーズナンも初めてだったがチーズケーキのような感じでこれもおいしかった。ただでかくて結構重いので3、4人で注文するのが正解かもしれない。
ほんかくビリヤニおすすめです。
三軒茶屋にある広島のお好み焼き「HIROKI」に行った
三軒茶屋という町をご存知だろうか。
各人それぞれイメージはあろうが、私にとってはトンネル(地下鉄)を抜ければそこは三軒茶屋でありそんなところだ。
駅の近くに昭和を愛でる若人女性が集まる昭和女子大学があるため、通勤時間帯は昭和っぽいピチピチギャルでいっぱいだ。
三軒茶屋とはそんな町であり、微妙にお洒落な感じのある土地だ。
駅周辺の路地裏には小ぢんまりとした飲み屋がたくさんあり、店に入らなくても気分はなんとなくクリスタル。
今回は「HIROKI」という広島のお好み焼き屋を訪れたのだが、少し離れた所には府中焼き(広島の府中市風のお好み焼き)の店もある。
ここで本題に入る前に言っておきたいことがある。
世間では広島のお好み焼きに対して「広島焼き」という背筋も凍る恐ろしげな呼称が用いられることがあるが、そんな物体は存在しない。
あくまでお好み焼きであって、それ以上でもそれ以下でもない。
「広島焼き」という呼称を使っていいのは大阪のお好み焼を「大阪焼き」、もんじゃ焼きを「東京焼き」と呼ばれる覚悟がある人間だけだ。
そんなこともわからない人間はさっさと仕事を辞めて、故郷に帰って一生を砂場遊びに捧げるがいい。
世間が認めても俺はオメェを認めへんぞ。
府中焼きについては自分からそう名乗っている節があるので、まぁ問題ないだろう。
という訳でお好み焼を食べたのである。
駅から1分程度だろうか、目的の場所がある。
広島焼きなどという文字がどこにも存在しないことがおわかりいただけただろうか。
立地がいいので混んでるかなと思ったが割と空いていた。
初めて行く店なのでスタンダードであるそば肉玉にしようかと思ったが、一人では酒も飲まないのでにんにくをトッピングで入れてちょっと客単価を上げた。
にんにくの皮を剥いた状態から半分以上は使われていそうな量のそれらが鉄板で焼かれ期待は高まる。
出来上がりはこんな感じだった。
紅生姜が最初から乗っかっているスタイルは少し珍しい。
いざ実食してみると、これは安倍総理が言うところのジューシーそのものであった。
様々な味、食感が渾然一体となって迫ってくる。これぞお好み焼といった感じだった。
にんにくのトッピングは初めてで、美味しそうな香りがするし実際おいしかったがお好み焼きにはにんにくパウダーをかけて香りと風味だけでも充分な気がしないでもなかった。まぁそこは好みである。
東京で開いているお好み焼き屋は基本値段が高く、その割に味はそうでもないことも結構あるが、HIROKIは満足できるお好み焼き屋だった。
おとりよせ王子で見た上野の名店「デリー」のカレー
「おとりよせ王子」という漫画をたまたま読んだ。
「おとりよせ王子」は何かしらの食品を取り寄せて食べることに情熱を費やすインフラエンジニアの主人公が、少な目のボキャブラリーを駆使して食品を褒めちぎることを繰り返すといった感じの内容だった。
「濃ッ!」とか「濃☆厚☆」とか「濃~~~~~~~!!」とか。
恐らくもう少し色々語ってた気はするが。
その中で多分デリーのカレーも取り寄せて食べる回があったのだと思う。
とりあえず上野の名店「デリー」という文字列が記載されていた記憶があるから。
割と近くに住んでいたので行ってみた。
JR御徒町駅から徒歩3~5分くらい。
歩いてるとこの青い下地に黄色い文字で書かれた看板にすぐ気が付くだろう。
店内は15人くらい座れる感じで割と狭め。平日の8時くらいに行ったら普通に座れた。
辛いという噂は聞いていたのだけど、自分は何となく辛さには強いだろうという根拠のない自信が精神を漂流していたので、最も辛いけど店のスタンダードであるらしいカシミールカレーをとりあえず頼んだ。
デリーってくらいだしデリー感のあるカレーなのかなと思っていたが、見た目は結構日本のカレーだった。ルーは水分多め。
スパイスの香りが食欲を非常にそそる。
ホクホクしながら食べ始めてみたら美味い。
具材が大き目でゴロゴロしてるのも好き。
だが、辛い。
思ってた以上に辛い。日本人が作ってるからと高を括っていたのだけど恐らく今まで食べたカレーの中で最も辛かった。
気がつけば泣いていた。泣く気はなかったけど涙とか汗とかそういう自分でコントロールできない汁が体から噴き出していた。
辛すぎて途中から口の中が痺れて味がよくわからなくなるほど。
美味いけど辛いの根拠なく得意とか思ってる人はカシミールカレー以外にしたほうが良いと思う。最初はデリーカレーが良かったのかな。
でも汗を拭きながらこの辛さを一度味わうのも悪くない。
実はAmazonでも売ってるので一度試してみては。
目黒「LAND」のアングアムなカレーが最高だった
ランドと聞いて何を思い浮かべるだろうか?
俺はもちろんスターウォーズ帝国の逆襲から登場するナイスバッドガイ「ランド・カルリシアン」だ。ハン・ソロの旧友でありジェダイの復讐でニエン・ナン(ナイン・ナン)といちゃついてた彼だよ。
真っ先に東京ディズニーランドが頭に浮かんだお子ちゃまはさっさと家に帰ってママにキスでもするんだな。
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